
ミウラとヒト
<お客様訪問企画Vol.1>フルーツ王国・山形で活躍中!ミウラのボイラと若手FEを直撃【山形食品様-前編】
山形県といえばフルーツ。さくらんぼ、ラ・フランス、ももなどの産地として有名です。その県産フルーツをジュースに加工する地元企業が山形食品様。1932(昭和7)年の創業以来、果物の素材本来の味を生かした製法にこだわっています。そんな地元の方々にも愛される東北の企業様で、三浦工業のボイラが使用されています。
今回は、山形食品様を訪問し、ボイラの使われ方や、三浦工業の担当フィールドエンジニア(以下、FE)の活躍ぶりなどを伺いました。
今回は、山形食品様を訪問し、ボイラの使われ方や、三浦工業の担当フィールドエンジニア(以下、FE)の活躍ぶりなどを伺いました。
この方にお話を伺いました
さがえ まこと寒河江 誠
SAGAE Makoto
山形食品株式会社
生産統括部 次長
勤続26年
のま ゆうと野間 優都
NOMA Yuto
三浦工業株式会社
山形支店山形南メンテ 副主任
勤続7年。2018年に山形支店へ配属
山形を代表する飲料会社
――まずは、山形食品さんの事業と、寒河江さんのお仕事について教えてください。
山形食品は、山形県産の果物を原材料とする飲料・原果汁・ジェラートのメーカーです。自社ブランド「サン&リブ」を掲げて、「山形代表」などの商品の製造・販売を行っています。
私が所属するのは施設環境課というユーティリティーの設備管理をする部署です。主に、ボイラや水処理関係の施設の管理をしていて、私はその生産統括部次長として、課の統括をしています。
私が所属するのは施設環境課というユーティリティーの設備管理をする部署です。主に、ボイラや水処理関係の施設の管理をしていて、私はその生産統括部次長として、課の統括をしています。
――山形食品さん果汁飲料「山形代表」。山形県民ならなじみのあるストレート100%ジュースですよね。 商品へのこだわりを教えてください。
「自然のおいしさをそのままお届けします」という弊社の理念にあるように、山形県の農家さんが大事に育てた果物に付加価値をつけて商品を作り、お客様の笑顔のためにそれをお届けしています。
商品へのこだわりとしては、例えば、素材本来のおいしさを生かすために、酸化防止剤(ビタミンC)や着色料などを使わない無添加製品であることですね。
商品へのこだわりとしては、例えば、素材本来のおいしさを生かすために、酸化防止剤(ビタミンC)や着色料などを使わない無添加製品であることですね。

――野間さんも、自身の担当する山形食品さんの商品を見ると、感じるものがあるのでは?
そうですね。やはりうちの会社の製品が関わっている商品に対しては、ちょっと特別な感情が湧きますね。実際にお店に並んでいるのを見ると「自分の携わっている仕事が、こうして商品になっているのか」と、感慨深いものを感じます。
もちろん、人へのお土産には山形食品さんの商品を選ぶことが多いです。山形代表もそうですし、あと私は個人的によく買わせていただくのが、Fruits Craft Ciderです。
もちろん、人へのお土産には山形食品さんの商品を選ぶことが多いです。山形代表もそうですし、あと私は個人的によく買わせていただくのが、Fruits Craft Ciderです。

――Fruits Craft Ciderはいろいろな果物の種類がありますね。野間さんのおすすめは?
私が好きでよくいただくのは、メロンサイダーです。あとはサクランボも。メロンサイダーとサクランボサイダーはいつも家に用意してあります。
うちの工場で扱っている原料としては、りんご、もも、ラ・フランスが多いんだけどな……。
えーと……、りんごです!リンゴサイダーが好きです(笑)。

――寒河江さんのおすすめはりんごですか?
私が今おすすめなのは、ラ・フランスですね。でも一番評判が良くてすぐ売り切れるのは、山形代表のももです。「おいしい」という感想をよくいただきます。
山形代表は、「今年は味が違う」というお問い合わせをよくいただくのですが、それは、毎年毎年、果物の出来が違うからです。やはり農産物なんですよね。
山形代表は、「今年は味が違う」というお問い合わせをよくいただくのですが、それは、毎年毎年、果物の出来が違うからです。やはり農産物なんですよね。

社会貢献意識も高く省エネは徹底
――地元の農業と密接に結びついた商品製造をされているとは、すばらしいですね。近年ではSDGsの取り組みにも力を入れていると伺っています。
はい。弊社で搾汁した果物の搾りかすをバイオガス発電に利用する取り組みを始めました。発電された電気は、弊社で買い取って使用したり、一般住宅に供給されたりしています。
2024年からフードドライブの活動も始めました。従業員が自宅で余っている食品を持ち寄り、それを南陽市社会福祉協議会に寄付しています。寄付された食品は、支援が必要なご家庭や、地域の福祉団体・子ども食堂などに配られます。
2024年からフードドライブの活動も始めました。従業員が自宅で余っている食品を持ち寄り、それを南陽市社会福祉協議会に寄付しています。寄付された食品は、支援が必要なご家庭や、地域の福祉団体・子ども食堂などに配られます。

――従業員の皆さんも、社会貢献の意識を高く持たれているのですね。山形食品さんのそういった社会貢献への意識について、野間さんも感じることはありますか?
そうですね。普段から省エネへの意識の高さは感じています。
例えば、重油の使用を削減するために、無駄な蒸気を使用しないようにトラップ漏れ診断を行ったり、配管の放熱によるエネルギーロス削減のために保温をしたりと、さまざまな対策に取り組まれています。いろいろな会社さんを回っていますが、山形食品さんは特に省エネへの取り組みには熱心だと思います。
例えば、重油の使用を削減するために、無駄な蒸気を使用しないようにトラップ漏れ診断を行ったり、配管の放熱によるエネルギーロス削減のために保温をしたりと、さまざまな対策に取り組まれています。いろいろな会社さんを回っていますが、山形食品さんは特に省エネへの取り組みには熱心だと思います。

――山形食品さんでは三浦工業の油焚き小型貫流蒸気ボイラを導入しています。どういった用途で使用していますか?
弊社には工場が3つあり、三浦工業さんのボイラは各工場に設置しています。
主に、ジュースを殺菌し、ペットボトルや缶に充填する工程で使用しています。具体的にいうと、工場に集められた果物を搾汁し、果汁をドラム缶に詰める際の温水殺菌工程や、ペットボトルや缶製品は95~130℃程度の温度が必要なので、こちらも温水殺菌工程をするために三浦工業さんのボイラを使用しています。
主に、ジュースを殺菌し、ペットボトルや缶に充填する工程で使用しています。具体的にいうと、工場に集められた果物を搾汁し、果汁をドラム缶に詰める際の温水殺菌工程や、ペットボトルや缶製品は95~130℃程度の温度が必要なので、こちらも温水殺菌工程をするために三浦工業さんのボイラを使用しています。

――三浦工業のボイラはいつ頃導入したのでしょう?
20年ほど前に導入されたと記憶しています。当時、私は別の部署にいたので詳しいことはわかりませんが、それまで使用していた炉筒煙管ボイラから貫流ボイラに切り替えることになりました。
理由としては、重油コストの削減です。当時、重油の価格が1リットル当たり100円を超えるほどに高騰していたことから、省エネ効果の高い三浦工業さんのボイラに転換したようです。
理由としては、重油コストの削減です。当時、重油の価格が1リットル当たり100円を超えるほどに高騰していたことから、省エネ効果の高い三浦工業さんのボイラに転換したようです。
私も、当時のことを詳しく知っているわけではないのですが、大型の炉筒煙管から貫流式に切り替わることで、ボイラー技士の資格を持っている人が常駐する必要がなくなります。その点では、当時の工場の設備担当は大きな変化だっただろうと思います。
必須条件としてボイラー技士の資格まではいらなくなり、取扱い講習を受けるだけでよくなりました。そういった意味では、弊社としてもメンテナンス費用や人件費の削減につながったのではと思います。

ミウラのボイラで立ち上がり時間が大幅に短縮
――三浦工業のボイラを導入してからの変化はいかがですか?
貫流式は立ち上がり時間が短いので、すぐに蒸気の供給がされて作業を始められるようになりました。炉筒煙管ボイラの時は蒸気の供給まで30~60分ほどかかっていましたが、貫流ボイラにしてからは5~10分程度と、大幅に短縮されました。
操作も楽になりました。炉筒煙管ではすべての操作が手動だったのですが、三浦工業さんの貫流ボイラはボタン1つで自動で進めてくれるので、とても助かります。
あとは効率の良さですかね。熱効率が上がったので重油代も抑えられるようになりました。
操作も楽になりました。炉筒煙管ではすべての操作が手動だったのですが、三浦工業さんの貫流ボイラはボタン1つで自動で進めてくれるので、とても助かります。
あとは効率の良さですかね。熱効率が上がったので重油代も抑えられるようになりました。
炉筒に比べると貫流式の方が小型の設備なので省スペース化にもなり、空いたスペースに別の機器などを置けるといったメリットもあります。

――この20年で設備の入れ替えが一度あったと思いますが、実際のところ他社製品も検討されたのでしょうか?
社内での検討はありました。ですが、結局は三浦工業さんの製品が、イニシャルコストもランニングコストもメリットが大きいという評価となりました。
あとは、日頃の野間さんのメンテがいいからですね(笑)。
あとは、日頃の野間さんのメンテがいいからですね(笑)。
ありがとうございます!嬉しいですね(笑)。
管理システムで導入し、管理が楽に
――設備の運用で工夫していることはありますか?
一番は、やはりコスト削減と省エネですね。無駄な蒸気の使用時間をなくして、燃料費の削減に取り組んでいます。
それから、山形食品さんでは常時ボイラの運転状況を監視できるMEIS CLOUDシステムを取り入れていただいています。リアルタイムで蒸気の使用状況などが「見える化」されて、より省エネできるようになっています。
――MEIS CLOUDの使用感はいかがですか?
導入前までは工場ごとに直接足を運んでいかないと使用状況が見えなかったのが、MEIS CLOUDを入れたことで、事務所にいながらパソコン一台で全工場の状況が見えるようになりました。
表示されるデータも非常にまとまっていて、使いやすいです。
表示されるデータも非常にまとまっていて、使いやすいです。
――三浦工業のメンテナンスやサポートへの印象はいかがでしょうか?
24時間365日、トラブルがあった場合はいつでも対応してくれるので大変満足をしています。他の業者さんは、そこまで対応してくれるところはなかなかありません。だいたいの業者さんは「急に連絡をもらってもすぐにはいけない」という回答が返ってくることが少なくありません。
三浦工業さんの場合は、休日の夜間などでも、連絡がつながったら迅速に対応してもらえるので大変助かっています。不満は特にありません。
三浦工業さんの場合は、休日の夜間などでも、連絡がつながったら迅速に対応してもらえるので大変助かっています。不満は特にありません。

――工場は夜間も稼働しているのですか?
はい。新しく建てられた工場は3年ぐらいになりますが、今のところ大きなトラブルはありません。工場全体を見ても、三浦工業さんの製品を導入してからこの20年、ボイラが原因で工場が停止したことは一度もないですね。
そもそも定期的な基本メンテナンスを行うことで、急なボイラ停止を防げるというのが弊社の強みです。
ですから、山形食品さんには毎月訪問しています。その分、寒河江さんにはこうやって親切にしていただいています。
ですから、山形食品さんには毎月訪問しています。その分、寒河江さんにはこうやって親切にしていただいています。
――今後、三浦工業の設備やサポートに期待することはありますか?
私たちとしては、やはり省エネに関してもっと向上できる施策を提案してもらえるとありがたいです。これから、野間さんが提案してくれた「省エネ診断」を全工場で行いますので、いろいろと助言がもらえるだろうと期待しています。

後編へつづく…。