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ミウラとコト

「ミウラは熱ソムリエ。」お客様にぴったりの熱をご提案します

ミウラが、「熱ソムリエ」という言葉を対外的に使いはじめたのは、2022年1月のこと。
ミウラが考える「熱ソムリエ」とは、お客様の熱の使い方をよく知り、より効率的な熱の創り方をご提案する、熱とお客様のことを熟知した存在。
そして、その熱を熟知した人こそが、ミウラの「フィールドエンジニア」です。
ここでは、「熱ソムリエ」を語るうえで欠かせない、ミウラの最前線でお客様と関わる熱のプロフェッショナル、フィールドエンジニアの仕事にフォーカスしてご紹介します。
代表してお話を伺ったのは、フィールドエンジニア歴25年の岡本さんです。

「故障しない」「異常を発生させない」というのが私たちの大前提

まず、フィールドエンジニア(以下FE)のみなさんは、日々どのような仕事をされていますか?

私たちFEは、ミウラの製品を導入してくださっているお客様のもとを訪問し、製品が問題なく稼動しているか定期的に点検・整備を行います

ミウラにはトラブルを事前に防ぐための保守契約制度ZMP※という保守契約があり、オンライン上でお客様の製品を24時間見守りながら、定期点検を行い、ときには先行して部品交換し、整備を行うことで故障を未然に防いでいます。

「故障しない」「異常を発生させない」というのが私たちの大前提なんです。もちろん、万一のトラブルの際は修理に駆けつけます!

※フィールドエンジニアによる定期点検、維持管理、契約期間中の故障修理も保証するメンテナンス契約。安心してミウラの製品をお使いいただけます。

▼保守契約制度ZMPについての詳細はこちらhttps://www.miuraz.co.jp/product/miura/maintenance/zmp/

FEの仕事は、点検・整備や修理対応のほかにもありますか?

はい。点検・整備と修理対応だけではありません。

私たちは、ZMP点検後にお客様とお話をする時間がとても大切だと考えています。ただただ点検の結果をご報告するのではなく、お客様のお役にたてる、新規ソリューションのご提案をさせていただく貴重な機会です。

ZMP契約の点検は年3回ですが、お客様との会話の中から隠れたニーズを読み取って、そのお客様に寄り添ったシステム、製品を提案する、これが私たちの業務の主軸になっています。

FEお一人に対してどれぐらいのお客様がいらっしゃるのですか?

担当する地域により若干の幅はありますが、FE一人に対して、150~200社です。

もちろんこれだけたくさんのお客様がいらっしゃいますので、エリアごとに3~5人のチームで体制を整えていますが、基本はメイン担当が一人です。

なので、お客様との信頼関係は必須ですね。それぞれの工場状況に応じたご提案ができるよう、お客様ごとの工場の状況をいかに深く知るか。工場全体のお困りごとを「ミウラに相談してみよう。」とか「ミウラに聞けば安心。」そう思っていただけるために、お客様との会話は欠かせないんです。また、多くの現場を知ることで、FE自身の知識の蓄積にもつながります。

FEはハードなお仕事かと思いますが、どのようなときにやりがいを感じますか?

一番はやはり、お客様に「ありがとう」と感謝されたときですね。

私は作業をするときに、タイムスケジュールを決めて効率的に作業することを心がけています。時間内に作業が終わったときには、「今日もスムーズに仕事ができた!」と、達成感があります。だって、どうやってお客様とコミュニケーションをとれる時間が増やすか、常にそれを意識していますから!

「熱ソムリエ」としての自覚を胸に

岡本さんがはじめて「熱ソムリエ」という言葉を聞いたとき、どのような印象を受けましたか?

私たちFEは、もともと一人ひとりがお客様ファーストで仕事をしているので、ミウラを「熱ソムリエ」と称するようになっても、仕事の内容が何か変わるというわけではありません。でも、「ソムリエ」と聞くと、スペシャリストやプロフェッショナルというイメージがあります。私たちが日々誠実な思いでお客様に接していることを言葉にしてもらったような、なんだか誇らしい気持ちになりました。

また、これからのミウラは、自社製品に限らず、いかに効率のよい熱利用をご提案できるかが求められています。熱のことを知り尽くした「熱ソムリエ」としての自覚を、強く胸に刻まなくてはならない、と思いました。

「熱ソムリエ」とは、技術力と提案力を併せ持つ“熱のプロ”

それでは、岡本さんが考える「熱ソムリエ」とは?

「熱ソムリエ」とは、ミウラ全体のことを指しています。

ワインソムリエでたとえるなら、産地、歴史、風土などを熟知し、お客様の趣味嗜好をヒアリングし、目の前にある料理とのペアリングを考え、ぴったりのワインをご提案しますよね。

「熱ソムリエ」とは、ミウラの「先進的なボイラ製品」があり、高い「技術力」があり、お客様のニーズに合ったご提案ができる「提案力」があること。

今の時代、熱も多様化され、お客様(業界・企業)によって「熱の需要」は異なります。

その需要に応えるために、私たちミウラは「熱のプロ」として、これまで積み重ねてきた経験をもとに温度と熱量の関係を熟知し、温度コントロールを行うことで、お客様に合った適切な熱を見定めています

そのような中で、私たちFEは、ミウラの社員の誰よりもお客様と関わる機会が多く、いつでも頼っていただける存在でいなければならないと思います。機械相手とはいえ、その先には必ず人(お客様)の存在があります。

このことを、どんなときも忘れてはいけません。

また、お客様とのコミュニケーションだけではなく、社内でのコミュニケーションも大切にしています。

FE同士、そして営業さんや、サポートしてくれる事務職の方、みんなと必要なコミュニケーションをとりながら、チームワークを発揮することで、スピード感があり、お客様にご満足いただける、質の高い仕事ができると考えています。

資格を持つことで“プロ意識”をさらに高めることができました。

「技術力」の部分で言うと、岡本さんは何か資格を取得されているのでしょうか?また、資格を取得した経緯を教えてください。

私がボイラメンテをしている際に、持っていた方が仕事がスムーズに進むなと思った資格(ボイラ技士2級/ボイラ整備士など)に加え、当時の上司からの勧めや、部下の中にも勉強熱心な人がいて、「負けてられない!」という闘争心から取得した資格もありました。

一番取得が難しかった資格は、「エネルギー管理士」です。この資格を持つことで、さらにプロ意識が高まった気がしています。

お客様のご要望を叶えるため、工場全体に目を向け、提案のレベルや幅を広げていくためには、さまざまな資格にチャレンジしていくことは大事だと感じています。

ただ、該当の資格を持っている人が「熱ソムリエ」である、というわけではなく、資格を持っているからといって、お客様のためになっているかというと一概にそうとは言えません。
ですから、資格取得がゴール(目的)になってはいけません

「“熱ソムリエ”の一員である、FEの仕事が好きです」

岡本さんが25年続ける、FEの仕事についてどう思っていますか?

25年前に私がミウラを志望した理由は、地元愛媛で名の知れた企業だったから、というのもありますが、もともと機械いじりが好きだったからです。

入社後すぐ、FEとして愛媛県外の支店に配属されました。先輩方に教えていただきながらさまざまな現場経験を積み、たくさん勉強をして、どんどん知識と技術がついていくことに、とても喜びを感じていましたね。

でも、年数を重ねるうちに、知識と技術だけではないというのを身にしみて感じています。現場でお客様とお話をして、お客様が求める解決策を導き出せたときに、やりがいと楽しさを覚えるようになりました。
今の時代、さまざまなメーカーの機器がありますが、こうしてFEとしてお客様のところに足を運ぶことで、「次もミウラさんの機器を入れるよ!」と頼っていただけるととても嬉しいですね。

正直、FEの仕事は楽しいだけではなく、大変だと感じることが多いです。

それでも私は、お客様の近くで、お客様の喜ぶ顔を見ることができる、FEの仕事が好きです。
ぜひこれからの若い人たちにも、「熱ソムリエ」としての存在意義を正しく理解し、熱のプロとしての意識を高く持ち、活躍して欲しいと思います。


ミウラは「熱ソムリエ」として、これから先もお客様と共に。

ミウラグループの創業者・三浦保氏から受け継がれる「テクノサービス」という言葉があります。

 「テクノ」とは顧客に役立つ技術のこと。
 「サービス」とは自分と云う人間が顧客に愛され信頼されること。
 「テクノサービス」とはこの二つを掛合わせたものです。
  社内でも仕事の相手は全て顧客です。
  (『三浦保言語録』より抜粋)

この言葉は今もなおミウラの社員全員に受け継がれています。

多様化するお客様のニーズに、社員一人ひとりが寄り添うことができる柔軟性と専門性を高めること、それが今のミウラが目指す「熱ソムリエ」です。

また、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、ミウラの強みを活かした脱炭素への取り組みを進めています。

まずは、捨てられる熱の有効活用や、適切な熱の利用方法をご提案し、お客様と一緒に省エネについて考えていけたらと思います。そして、やがて脱炭素を可能にする新燃料技術のご提案も…!

「熱ソムリエ」として、お客様に信頼されるベストパートナーでありたい。

ミウラはこれから先も、お客様と共に走り続けます。


※フィールドエンジニアによる定期点検、維持管理、契約期間中の故障修理も保証するメンテナンス契約。安心してミウラの製品をお使いいただけます。

ミウラが実施する、カーボンニュートラルへの取り組みについて、より詳しく知りたい方は、専用ウェブサイト『ミウラは、熱ソムリエ。』もご覧ください!

▼専用ページ『ミウラは、熱ソムリエ。』
https://www.miuraz.co.jp/product/miura/maintenance/zmp/

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