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ミウラとヒト

焚き火を囲んで聞いちゃいました!ものづくり男子のすっぴんトーク 

ミウラは製造業です。ものづくりをずっと大事にしてきました。

今回の記事では、ミウラの「ものづくり」を担ってくれている製造グループ会社「株式会社三浦マニファクチャリング」の若手社員にスポットを当てます。

三浦マニファクチャリングは、製造グループ会社の中でも一番社員数が多い会社。高卒入社も多く(2023年度は11名)、若手からベテランまで幅広い方々が活躍しています。

オフの話、入社のきっかけ、会社や仕事の話、ものづくりに対する姿勢や想い、将来についてなど・・・。普段はなかなかスポットが当たらない縁の下の力持ち的存在のみなさんと、焚き火を囲みながら“すっぴん”をお届けします!

たつた いぶき
龍田 聖生 

TATSUTA Ibuki

プロフィール

現在19歳。松山工業高校工業化学科卒業後、2022年入社。電気2課電気製造1係所属で電気配線を行う。趣味は、中学から続けているバスケットボールと漫画、アニメ鑑賞、カラオケ。 

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かんもり てんぺい 
神守 天平 

KAMMORI Tempei

プロフィール

現在28歳。八幡浜工業高校機械科卒業後、2013年入社。ライン組立課ライン係にて、主任業務、ラインでの組み立てを行う。趣味は、空手、ウェイクボード、サウナ、筋トレ、映画鑑賞。 

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かいはら りくと 
貝原 陸斗 

KAIHARA Rikuto 

プロフィール

現在25歳。松山工業高校建築科卒業後、建築系の会社へ。2018年にミウラへ転職しライン組立課ライン係へ。趣味は車のカスタム、ドライブ、音楽鑑賞、料理。 

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三浦マニファクチャリングへ入社を志望した理由は? 

龍田

熱伝導の実験の授業でミウラのボイラを使ったのがきっかけです。

そのときにボイラの構造が気になって、そのまま会社についても調べてみたんです。全国的にも名前が通っている会社だし、県内にいられるのもいいなと思って志望しました。 

神守

高校3年のときに、授業で溶接にハマったのがきっかけです。

きれいにつくれたときの達成感や、腕が上達していく過程が目に見えてわかるのが楽しくて。溶接の技術を競う四国大会の団体部門で優勝したこともあるぐらいのめり込み、溶接ができる大手企業ということでミウラを志望しました。

結局、溶接ではなく組立に配属になったのですが、組立もすごく楽しいです。

貝原

僕は中途入社です。新卒で入った会社はなかなかハードな職場。休みが全然なくて、サービス残業も当たり前。しんどいな〜と思っていたときに求人を見つけ、親や友人からの勧めもあって志望しました。

僕は、「ものづくり」が好きなんです。自分のからだを動かして、モノをつくるのが性に合っていると思います。

どんなお仕事をしていますか? 

龍田

ミウラっていうと、ボイラのイメージだと思うのですが、僕はボイラとは関係ないところで働いています。

コンビニのお弁当や学校給食などを真空冷却する機械や、医療用の手術器具を消毒したりする機械の“脳みそ”の部分をつくっています。簡単に言うと電気配線の仕事。小さい箱の中でやるような細かい仕事、集中してやらないといけない作業が多いです。 

神守

僕は「ライン係」の「組立」を担当しています。ボイラをつくるにあたって、メインと言われているところで。長いコンベアの上に10人がいて、作業工程(ステーション) の1st〜10stを1人1工程ずつ担当しています。*

「組立」を簡単に表すと、プラモデルの最後の作業。

たとえば、ガンダムをつくったとして、腕、腕、足、足、胴体、頭などは前工程でつくられているので、僕たち「組立」は、それらのパーツを本体に組み付けていく仕事をします。

主任の仕事はその全体管理。予定を立てたり、みんながうまくまわるようにサポートする役割です。 

* 作業工程(ステーション) とは、コンベアライン上を複数の工程で区切った担当部分 
1st:1ステーションの事でコンベアラインの一番最初の工程。現在は10stありますが生産台数に合わせて変更する事もあります。 

神守

コンベアの流れって、外から見るとすごくゆっくりに見えると思うんですけど、本人たちからすると相当速く感じるんです。次がどんどん迫ってきて、焦るんです。

ほかの人に迷惑をかけたくない気持ちもあるし、常に自分との闘いです。 

貝原

僕は、神守さんが説明された「ライン係」の1st〜10st工程の1人を請け負っています。僕がいる部署は、特注*やオプションなど特殊な業務をすることも多くて。

神経を使いますが、その分達成感はあります。

* 特注(特注仕様)とは、標準仕様でないお客様の特別注文に合わせた仕様のこと。

どんなところにやりがいを感じる? 

龍田

電気配線って、機種によってかかる時間や大きさがそれぞれ違っているんです。配線の繋がりを理解できてきたらバンバン作業が進むので、そのときはすごく楽しいです。 

神守

海外にいるミウラの社員が見学に来られたことがあったのですが、僕の動きを見て「一番いいよ!」って言ってもらったときは、うれしかったです。

主任になってからは、メンバーのモチベーションUPや品質向上を工夫しています。

ミーティングでは少しでも士気が上がるような話をできればと、考えて話しているのですが、「今日のお話よかったです」などの声をかけてもらえると、やってよかったなと思います。 

また、組立用の「製造指示票」にはボイラの納入先が書いてあるのですが、有名なテーマパークの名前が書いてあるとワクワクします。人気のアトラクションの名前が書いてあったときも、想像してうれしくなりました。

普段、日の目を見ない仕事なのかもしれないけれど、僕らが作ったボイラっていろんなところに使われているんです。

貝原

僕も2人と同じですが、スピードが速くなってきたときに成長を感じてうれしくなります。

大きいものだと、全体が完成するまでの時間がすごくかかったりするんですけど、ちゃんと形になったときにやりがいを感じます。 

つらいことは? 

龍田

さっき言ったことと逆で、スピードが落ちてしまうときは落ち込みます。

自分自身との闘いですね。

個々で手を動かすので、「誰かからの評価」というより、自分で感じて改善する。その繰り返しです。

神守

欠員がでたときに、全体がうまくまわらないときは辛いです。どうしても間に合わないとき、追加の残業をしないといけないときもあります。そんなときは、みんなの気持ちも汲み取りながらお願いしています。 

コロナになったときは、欠員が多くて。3人抜けてしまったときは大変でした。先輩たちや別の係の人たちが応援してくれてどうにかなったのですが、きつかったです。 

貝原

やっぱり特注が多いときは、しんどいです。手を動かしながら、頭もフル稼働ですね。周りの遅れ状況も見ながら、自分の課題もこなさないといけない。個人でやるんだけど、チーム戦みたいな感じです。個々のスキルやキャラクターを見つつ、ヘルプに入ったりしています。

どんな風にコミュニケーションをとっていますか? 

龍田

新卒の人たちだけになるんですけど、「メンター」という制度があって、月に1回、仕事関係なく、その人になんでも話せる環境になっています。

相談できる人がすぐそばにいるのは、とてもいいです。

神守

朝礼でメンバーに一言ずつコメントしてもらうなど、小さなことからでもお互いのことを知れる工夫をしています。

一番接するのは、前後のステーション。「次はこれがあるけん、こっちをお願いね」など、声かけを大事にしています。

貝原

三浦マニファクチャリングには「あかつき会」という従業員会があります。コロナ前は、「社員番号1ケタの人」などルールをつくって2ヶ月に一回ぐらいのペースでいろいろな人と飲み会をしていました。コロナで飲み会は減ってきているので、復活してほしいです。普段話さない人たちともコミュニケーションがとれるので。

「あかつき会」は会費制なのですが、コロナ禍で飲み会が少ないときは、夏の時期にアイスケーキ、クリスマスにはケーキやチキンをもらいました。カタログから選ぶスタイルで、たとえばチキンは、唐揚げでも焼き鳥でもいいし、ローストチキンでもいいし。すごく豪華でした。忘年会があったときは、ビンゴゲームの商品も豪華でした。

こういうイベントは、みんなで盛り上がれるのでいいですね。  

趣味について教えてください! 

龍田

社会人チームに入っているわけではないのですが、週一でバスケットボールをしています。バスケは中学のときからやっていますが、おもしろくなってきたのは高校のときから。「ポイントガード」というポジションについて、ゲームメイキングする役割についてからです。プレスをかけられたときに一人でドリブルで打開していく感じとか、どうすればゲームが展開していくかな?って考えながら動くのが楽しいです。 

映画や漫画は、スポーツ系が好きです。紙の本を集めるのも好きだし、アプリでも見てます。仕事の前にちょっと見たり、録画していたものを帰宅してから見たり。毎日の楽しみです。 

神守

サウナにハマっています。もともと温泉はあまり好きじゃなかったんですが、友達に連れていってもらったときに、はじめて「整い」を経験しました。ビリビリして意識飛びそうになって、めちゃめちゃ気持ちよくなって、感動したんです。

以後、毎週いろんなところに行っています。お気に入りは市内にある「そらともり」、東温市にある「利楽」、今治の「喜助の湯」です。 

あとは空手を週2でやってます。「フルコンタクト」っていう、「相手に当ててOK」のルールのもとでやる空手です。「型」と「組み手」があって、僕は「組み手」が大好き。

相手に勝った時や、新しい技が使えるようになったときに喜びを感じます。

戦ったあとの「痛み」が好きで(笑)。からだ中、あざだらけになって帰ってきて、家で鏡を見るじゃないですか。「いいな」って思うんです。選手の体だなぁ〜とか思ったりして(笑)。

1週間仕事して、金曜日に空手で追い込んで、土曜日にサウナで回復!この流れが最高です。

夏は、会社の先輩とウェイクボードをしています。 

貝原

趣味は車のカスタムです。

父が昔からカスタムしていたので、自分も自然とやりはじめました。エンジンとか内部のこと以外だったら、全部自分でやります。パーツは、既存のものに自分の欲しい形がなかったりするので、鉄板から切り出したりして自分でつくります。 

洗車も趣味です。2週間に1回のペースで洗うんですけど、1回の洗車に4時間かけています。最初に水洗いして、コーティングを剥がして、きれいにした状態で泡で洗って、簡易コーティングで仕上げます。白い車に乗っているのですが、自分が映り込むぐらいピカピカにするのが好きです。父親と車を並べて、一緒に洗車していきます。きれいになったら気持ちいいです。 

ドライブは季節ごとに、いろんな場所に行っています。桜の時期は、桜と一緒に写真を撮ったりとか。上手く撮れるとうれしいです。 

目標としている人はいますか?将来の夢は?

龍田

同じ部署の先輩です。

自分の作業もあるのに、聞けばなんでも教えてくれてすごいなって思っています。僕もたくさん質問するのですが、パートさんの質問にもサクサク答えていて。僕はいつもパートさんに質問されたときに答えられないので。

僕も早くそんな人になりたいです。

神守

俳優のジェイソン・ステイサムが大好きです。

はじめて映画で見た時に、「この人かっこいいな〜」って感動して、筋トレをはじめました。いつかはスキンヘッドにしたいです(笑)。 

会社にも憧れの人はいます。僕の考え方は、その人から教えてもらいました。その人は、仕事が楽しいんだそうです。「日曜の夜も苦じゃない」と言ってました。僕もそうなりたいと思っています。 

夢は、ハワイにいくこと。

昨年の11月に新婚旅行で行ってきたばかりなんですけど、帰ってきてすぐに「もう一回行こう」って決めました。移住したいぐらいですね。空気感や景色、人、全部がよかったです。

貝原

目標としている人は、正直思いつかないです。

尊敬している先輩はたくさんいるのですが、仕事を振り返った際に、自分のところの作業は自分でやっているので。

昨日の自分より、今日の自分が成長していけるようにとは思っています。

野望は、宝くじで一攫千金ですかね。もし当たったら、ガレージ付きの家を建てたいです。

株式会社三浦マニファクチャリングのおすすめポイントは? 

龍田

ライン係はまわりを見るのが得意な人、まわりに合わせられる人、電気配線は、1つのところに集中できる人がやりやすい仕事だと思います。

研修を通して個人の適性を見て担当工程に配属されるので、安心して自分に合った仕事ができると思います。 

神守

休みは基本的にカレンダー通り。残業は時期によりますが、きちんと休める職場だと思います。有休を当たり前にとれるのも魅力かもしれません。

旅行には行きやすいですね。GW・お盆・正月の年3回は大型連休になるので、友達とか家族にうらやましがられたり、退職された方から「戻りたい」という声を聞いたりすることもあります。 

貝原

僕は、以前勤めていた会社の環境が良くなかったので、余計に働きやすい職場だと感じています。

ものづくりが好きなので、ものができていく様子とか、みんなでひとつのものをつくっているんだな〜と感じられるのが、すごくいいです。 

まとめ 

仕事へ対する真剣な想い、趣味などプライベートも充実させているということ・・・ものづくり男子の“すっぴん”は、とても気持ちのよいものでした。それは、それぞれの「よいものをつくりたい」というピュアな想いからくるものかもしれません。 

ミウラの製品は、三浦マニファクチャリングをはじめとする製造会社の人たちがいてこそ成り立っています。今回の取材でたくさんお話を聞かせていただき、ひとつの“モノ”にはたくさんの人が関わっているということ、たくさんの工程を経ているということに改めて気付かされました。 

モノはひとりではつくれない。

繋いできてくれている、縁の下の力持ちに敬意を込めて。これからも、誠心誠意のものづくりに関わっていきたいです。 

取材協力 

サイレント焚き火バー BLUES 

https://blowinc.wixsite.com/blues

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