【前編】勝手に妄想「未来予想図」〜若手が抱くミウラの課題と描く未来〜

僕が思うのは、「人手不足」。これはどこの拠点も抱えている課題。人が増えると、もっと広くサービスを展開できると思う。

海外ビジネス拡大に向けて、日本にいる社員がもっと海外で活躍するのであれば、さらに人手不足が深刻になりそうだよね。

うん。それに、世界で活躍できる、適正な人材確保が必要。

やっぱり、会社を辞める人の中には、現場に入ってみてのギャップを感じる人もいる。たとえば、入社前に現場でどのようなことをしているのか、もっとしっかり伝えたほうがいいんじゃないかな。

確かにそうかもね。僕は、ボイラから排出されるCO₂についても、なんとかしないといけないと思ってる。

世界的にCO₂削減を掲げている中で、ミウラはCO₂を排出するボイラを製造しているから、これから入社する人たちに向けても、数十年後ミウラの目指す姿を明確にする必要があるよね。

あとは、やっぱり「世界での実績」がまだ不十分だと思う。日本では圧倒的シェアの蒸気ボイラでも、世界でのシェアはまだまだ低いもんね。

2040年となると、日本全体で70～80%ぐらいはCO₂を削減しておかないといけない時期だよね。そもそも、そのころにはCO₂を排出する機器がかなり少なくなっている可能性も高いんじゃない？

その可能性も全然あると思う。ミウラ製品によるCO₂排出量は日本全体の約2%もあるからね。もしCO₂を出さないボイラを作れたら、カーボンニュートラルに大きく貢献できるんじゃない？

燃やせば燃やすほど環境に良くなる製品を開発する！とかは？

あと、水素製造装置を作って、そこでできた水素をお客様の水素ボイラに供給するとか。

なるほど！そうすればその電気を使った「電気ボイラ」と水素を使った「水素ボイラ」でCO₂はゼロになるよね。 

働き方改革や、人手不足の点から、やっぱりロボットを活用したメンテナンスができると良いと思うんだよね。

ボイラ自体にロボット機能が搭載されている「ロボットボイラ」を開発したい！異常があったときに自己修復できる、もしこれが実現できたら面白くない？

スイッチの上に、顔もちゃんと付ける！（笑）

あ～！人間の知能を持たせてね！工場のお客様のもとに、ロボットが注文したい必要な部品情報が飛んで、決裁ボタンはお客様自身が押す。それでドローンが部品をボイラまで運んできてくれる。

そうなると、現場の人の手が入る時間は、最小限で済むね。お客様も人手不足で困っているし、ミウラもフィールドエンジニアの人手不足が課題だから、そういった点でもすごく良いと思う！ちなみに、ロボットボイラのデザインのイメージは？人型ロボット？

人型だとありきたりだから、恐竜とか、カッコイイ動物ってどう？

じゃあ、名前は何にする？

やっぱ三浦工業創業の地、愛媛県の「愛」にかけたいよね。「ロボット」と「愛」の融合で、「ボイラブくん」とかどう？

いいやん「ボイラブくん」！決まり！