【前編】ミウラで「副業トライアル」!? 〜副業をしている2人に聞いてみた〜
※対象はミウラグループ会社(一部を除く)/条件付き/副業形態によって届出が必要としています。
ご協力いただいたメンバー
副業トライアル中のAさん
ミウラグループ会社 所属 (20代)
プロフィール
【趣味】絵・ゲーム
【一言で言うとどんな性格?】陰気
【ミウラに入社した理由】
学生時代のバイト先に、ミウラ社員の方が来て、楽しそうに仕事の話をされていたので気になっていた。
【副業の業種】イラスト
副業トライアル中のBさん
三浦工業 所属 (40代)
プロフィール
【趣味】育児・子どもと遊ぶ
【一言で言うとどんな性格?】マイペース
【ミウラに入社した理由】
実家が三浦工業本社のすぐ近くなので。
【副業の業種】資料・アイディア提供
\副業始めてみました/
気になる副業の中身は!?
編集部:早速ですが、おふたりはどんな副業をされているんでしょうか?
私は、デジタルで”オリジナルイラスト”を描いています。今はSNSを通じて依頼を受けていて、本の表紙とかも描かせてもらっています。
学生時代から独学で描いてSNSにアップしていて、手応えを感じていました。就職活動をしていた頃に「好きなことを仕事にしたら嫌いになる」って聞いたので、就職先は違う業種にしようと思っていました。
僕は、ある歴史家の先生が連載されている歴史系webマガジンの記事内容チェックと資料提供、ちょっとしたアイディア提供みたいなことをしています。
もともと歴史が趣味だったんです。中学の頃からずっと追いかけていて。ネットで発信していたら、そのうち「情報を教えてほしい」という依頼が来るようになって、無償で資料をお渡ししたりしていました。「歴史をめぐるツアーをつくりたいから協力して欲しい」と旅行代理店から連絡をもらったこともあります。
編集部:副業トライアルがはじまると聞いて、どう思われましたか?
「ようやくか」と思いました。実は数年前、採用活動の面接のときに「副業やっていいですか?」って聞いたんですけど、「今はそのような制度がなく、できない。」って言われたんです。
当時の私にとって副業は「趣味の延長」で、趣味自体やめるわけじゃないから、しょうがないかなと思いました。
でも、今となってはSNSを通じて仕事の依頼も続いていて軌道にも乗ってきているので、本運用にならなかったら、ちょっと今後を考えてしまうかもしれないですね。。。
実は、私の知人も同じ状況な方もいて・・・。
他にやってみたい仕事があるので「副業できないのなら仕事を辞めようかな」と悩んでいた矢先に、副業トライアル期間がスタートしたため、「仕事を辞めるのをやめた」なんて方もいました。
編集部:なるほど・・・。現代の就職活動の傾向でも、「副業可否」によってフィルタをかけている、なんて学生も多いと聞きますよね。表には出していないけれど、そう考えている人は多いのかもしれませんね。Bさんはいかがでしたか?
僕は、今までも何度かお仕事の相談をいただいていたので、すぐに「あ!これを副業にしよう」と思いました。繋がっていた歴史家の先生に、「副業OKになりました」と伝えたらすぐに金額を提示されて、お仕事になりました。
編集部:それまでは、歴史のことを副業にしたいとは思っていなかったのですか?
無償でもやりたいことだったので、「これを収入に」とは思ってもいなかったです。ただ、何度かお話はいただいていました。
本業で収入はしっかり確保された上で、自分の好きなことをやらせてもらっているので感謝です。もともと余暇でやっていたことが評価されて、収入も増えるので夢のようです。自分にとっては、今後トライアルが終わって「やっぱり副業NGです」ってなったとしても、無償でやり続けることだと思うので。
副業のある生活って?
編集部:お二人とも、ミウラの仕事と副業の内容が繋がっていない感じですが、どちらもいい感じで気分転換みたいな感覚でしょうか?
そうですね。もし繋がっているところがあったら、両方嫌になるかもしれません。
僕は趣味を嫌になったことがなくて。。作品がこの世に出されるのは先生で、僕はあくまでサポートする立場。そこにプレッシャーがないというのも大事ですね。
編集部:副業で収入を得るって、どんな感覚ですか?会社の給料とはまた違う感じですか?
「自分の好きなことがお金になる」というのは金額に関わらずうれしいことですね!お付き合いする方もプロレベルになり、マニアックな話ができるのがうれしいです。
そうですね。会社だと、評価の仕方がどうしても「ミウラとしての相対的な評価」になって、漠然としてしまうところもありますけど、副業ではあくまで「自分に対しての評価」なので。とてもやりがいがあります。
編集部:収入以上に、気持ちの上での喜びが大きいのですね。
収入アップはもちろんうれしいですが、僕は趣味である歴史を追いかけていくうえでいろんな人に親切にしていただいていたので。あとに続く人たちにも自分が学んだことや資料、考察を何らかの形で残せるのがうれしいです。歴史関係の人脈が増えて、同じ深さや目線で語れる人ができたのもありがたい。
編集部:副業が本業にもよい影響を与えている感じですね。
毎日充実して楽しいです。本業とは全然ちがう仕事をすることで、ちょっとだけ自分の立ち位置を俯瞰して見られるようになった気がします。
副業をして大変だったこと
編集部:Aさんが副業スタートされたのは11月ですよね。2ヶ月で確定申告の対象ということは・・結構、稼いでますね!?
僕も確定申告のことが全然分かってなくて。新卒で入社して24年間ずっとミウラで働いているので。僕のように「確定申告や、納税の仕組み自体分からないから不安だ」という人は多そうです。
編集部:確定申告はどうやって乗り越えたのですか?
あ!うっかりしていました。今まで、歴史のことで移動したり、資料集めたりしてたんですが、それも「交通費」として経費になるんですね。よい情報を聞きました。これから、ちゃんとします(笑)。
こうなれば副業に挑戦しやすい!?
編集部:会社的として「もっとこうなったら副業に挑戦しやすくなるな」という部分はありますか?
今まで副業OKにしてこなかった背景には、勤務の管理が難しいんじゃないかなと思うんです。副業の方に力を入れすぎても、本業のパフォーマンスが下がってしまうし。その辺の管理はとても難しそうですよね。
僕は普段通りの生活なので問題ないのですが、夜遅くなってしまって仕事でミスしちゃう・・・とかになってくると問題ですよね。何かミスがあったときに、「あいつ副業してるからじゃない?」って思われたくはないですよね。
だから、常に「副業のために、本業を疎かにしない」という意識はあります。
編集部:確かにチャレンジしたい副業の内容と、本業の条件によっては、物理的に難しそうですよね。
社内研修のときに、ちょっと副業の話題があがったんですけど、拠点のフィールドエンジニアの方が「時間がないよね」って言ってました。拠点の方は、お客様側の都合に合わせて土日出勤することもありますよね。時間が拘束される副業だと、難しいんじゃないですかね。
ただ、「本業の許す範囲で自分の責任でする」のが副業の定義だと思いますので。トライアルではなく、正式採用さえしていただいたら制度に関して望むことはありません。
僕の副業は、全部メールのやり取りで完結するので問題ないです。僕は出版社の人と会話したことはないので。編集者さんも副業っぽいんですよね。むしろやり取りも夜の方が多いです。
副業トライアルが気になる人にメッセージ
やりたいこと、挑戦してみたいことがあるのであれば、やってみたらいいと思います。そんなにハードルが高いわけではないので。
同じくです。逆に、やりたいことがなければやらなくていい。
編集部:そうですよね。そもそも「副業してもいいよ」って言われても、やりたいことがなかったり、自分に何ができるのか分からなかったりする人にとっては、全くイメージのつかない世界かもしれないですよね。
おふたりはたまたま好きなことが副業になっているパターンですが、「お金が欲しいから」とか他のモチベーションで副業するパターンもあるはずですよね?
交流が目的というパターンもありそうです。「会社以外の居場所」を作りたいという需要はあるかもしれませんね。お金をいただくこととは別に、人脈が広がったり、知識を吸収できたりするというメリットもありますし。
それはありますね。副業をしていると、社外の人とたくさんやり取りをすることになるのですが、社外の人たちと接していて「人ってこんなに外交的なんだ」って思います。会社の人たちに、「もっとコミュニケーションがんばろうよ」っていう気持ちになります(笑)。
外の世界を知れたのは大きな収穫でした。
編集部:なるほど・・・!世界が広がる感覚があっていいですね。いろんな側面で副業のリアルを知ることができました。ありがとうございました。
まとめ
今回は、「好きなこと」を副業にしているお二人に話を伺いました。とても楽しくお仕事をされていて、本業にもよい影響があることが分かりました。ただ、業種によっては副業は難しいのでは?「やりたいこと」がない人には全くイメージがつかないのでは?という意見も飛び出してきました。
次の記事では、拠点の社員に副業に対してどのような印象を持っているのか対談形式で話を聞きます。どんな意見が出てくるのか、お楽しみに!