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ミウラとコト

夏だ!祭りだ!踊りたくなる理由とは?

四国には徳島の阿波踊りや高知のよさこいなど、夏にたくさんの有名な祭りがありますが、松山にも「松山野球拳おどり」という祭りがあります。
この祭りの特徴は、一定の規定はありつつも、音楽やダンス、衣装のアレンジなど自由度が高く、連(れん)と呼ばれるグループの個性がそれぞれに炸裂しています。

ミウラグループ連として、ミウラが初めて参加したのは2010年。以降、優勝・準優勝を繰り返す輝かしい記録を保持し続けています。

この強さの秘密は何なのか。
1年の4分の3は祭りのことを考えている!?という、ミウラグループ連の実行委員をしている3名にお話を伺いました。

今回の登場人物

やすなが ゆり
安永由莉

YASUNAGA Yuri

プロフィール

2011年入社。松山市出身。業務管理室所属。
学生時代はチアリーディング部に所属。現在はミウラグループ連の実行委員として踊りの考案や衣装の準備などを担当している。
趣味は旅行で、苦手なものは虫と雨の日。

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いわせ ひとみ
岩瀬ひとみ

IWASE Hitomi

プロフィール

2015年入社。松山市出身。生産情報プロジェクト室所属。
学生時代はバトン部に所属しておりキャプテンを務める。現在はミウラグループ連の実行委員として踊りの考案に携わる。
趣味はYouTubeでダンスの動画を見ること、苦手なものは虫と注射。

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しみず しょうた
清水翔太

SHIMIZU Shota

プロフィール

2010年4月入社。八幡浜市出身。R&Dブロック 製造・加工開発室所属。
学生時代は釣りに明け暮れ、県内の釣り場を全て制覇!
ミウラグループ連の実行委員として主に山車を担当。
地元の夏祭りにも積極的に参加する根っからのお祭り好き。
趣味は日曜大工と釣り、苦手なことは睡眠不足。

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新入社員は祭りに強制参加だった?

編集部(八木)2年ぶりに開催された2022年松山野球拳おどり準優勝おめでとうございます。みなさんは、どんな気持ちで祭りに取り組んでいるのですか?

清水

まずは「楽しむこと」を優先して祭りに取り組んでいます。

企業として参加をはじめた数年間は、入社1年目の社員は「研修」という名の強制参加で、その上、常に優勝を狙っていたので、結構きつい時期がありました。

好きな人は好きですごく楽しめるけど、そうじゃない人もいるので・・・

岩瀬

私が入社1年目の年も強制でしたね(笑)

学生時代バトン部だったので、気づいたら一番前で光るバトンを回す役になっていました。

清水

僕は祭りの実行委員になった年から、主に山車の担当をしていて、山車にでっかいディスプレイを入れたこともありました。

確か2015年かな?

安永

そうそう、衣装にLED電飾を入れたりして、なんか行き着くところまで行った感がある(笑)

次の年の2016年に実行委員を岩瀬さんと一緒に引き継いで、踊りの担当として「とりあえず祭りを楽しもう!」っていう方向性で取り組みました。

岩瀬

この年に新入社員の強制参加をやめて、やりたい人が参加する有志の参加にしたけど、いきなり有志っていってもなかなか集まらなくて・・・

結局、「参加して!」ってお願いしたりして空回った年だったとも思う(笑)

清水

それに2016年は、生演奏をやめようと決めた年でした。

それまでは、ミウラの軽音楽部で作詞作曲し山車の上で生歌、生演奏をしていたんですけど、どうしても本番ではリズムがズレるなど自分達が納得できる音楽を届けられないって分かって、翌年からは軽音楽部で作った音楽を流すことにして・・・

2016年は試行錯誤の連続だったよね。

2010年から優勝・準優勝を繰り返してきていたのに、結果は4位・・・演奏も空回った年だった気がする。

編集部(八木)でも、2017年には準優勝に返り咲いて、そこから準優勝が続きますよね。それはどういう変化があったのですか?

安永

多分、2016年が転換期だったことは間違いなくて、それ以降は「楽しむこと」を一番大事にしています。

結果は、みんなが楽しんでくれたことで得られたと確信しています。

優勝を目指して新入社員が強制で参加していた時は、やっぱり大変で、山車も衣装もダンスもどんどん過剰になっていって、全部詰め込め!みたいな感じでした。

清水

そうそう、いつしか継続することもしんどいなって思っていた時期もあって、祭りを続けるモチベーションを保つためにも、「楽しむ」ことが重要という考えになったね。

岩瀬

今でも新入社員の中に、「祭りの参加って強制だって。しんどいらしいよ・・・」みたいな噂があって、そのイメージを払拭するのが大変なんです。

「新入社員のみなさん、強制ではないので安心してください!!」って声を大にして伝えたいくらいです(笑)

1年のうちの4分の3は、祭りのことを考えています

編集部(八木)8月の祭りが終わったあとは、どのくらいから翌年の祭りのことを考え始めるのですか?

清水

12月くらいからテーマを決めながら、1月には色々と動き始めます。

岩瀬

エッ!それって私たち1年の4分の3は祭りのことを考えているってこと(笑)⁉

清水

僕なんて、ディズニーのリトルマーメイドをテーマにした時は、実物を見なきゃいけないと思って、東京ディズニーランドまでリトルマーメイドを見に行ったものね!!「リトルマーメイドってなんや?」って。

岩瀬

私もYouTubeでは何回もパレードの動画を見たけど、プライベートで祭りの勉強のために東京ディズニーランドに行くってすごい!

清水

でしょ(笑)

でも、みんなで高知までよさこいを勉強しに行ったこともあったよね。

衣装の業者さんとかも巡ったりして、楽しいからやっているのだけど、けっこう熱心に勉強しているよ、僕たち。

安永

準備は大変だけど、やっぱり本番は楽しいから!ハイテンションな感じや、みんなが一つになる空気感って他の何ものにも代え難いものがあるよね。

岩瀬

そうそう、それに練習では出来ないことも、本番はすごくよく踊れるようになっていて、みんなの底力を毎年、目の当たりにしている気がする。

本当に参加してくれてありがとう!って思っちゃう!

夏になると踊りたくなるなるのは、なぜ?

清水

僕なんて元々が祭り男だから、会社が業務中に祭りのことをしてもいいよって許容してくれるって最高です。私利私欲の塊みたいだけど(笑)

実際、祭りを通してミウラの存在を世の中にアピールできるのはすごく意義のあること。

でも、なんだかんだ言っても夏になると純粋に祭りをやりたいな〜って気持ちになるんですよ。

安永

ミウラの存在をアピールといえば、私はいつもダンスを考えるときに、「野球拳らしさを表現すること」っていう規定は取り入れつつも、自分達がやりたいことをいかにやり切るか、ミウラらしさを表現するかって意識している。

岩瀬

毎年、自分達で決めたテーマでやっているから、そういった意味で良くも悪くも自分達の個性を表現しているのがミウラだよね。

編集部(八木)先ほど、清水さんが純粋に祭りをやりたいな〜っておっしゃっていましたが、確かに、よさこいや阿波踊りなどの祭りって夏に開催されますよね。

夏だから踊りたくなるのか、祭りがあるから踊りたくなるのか分からないけど、私たちのDNAに刷り込まれているのですかね?

清水

確かに!フェスも夏が多いし、リズミカルな音楽が似合う季節だし、汗をかきながら思いっきり踊るのって気持ちいいですよ。

岩瀬

私の場合は、夏に花火が見たくなったり、かき氷が食べたくなったりするのと同じで、夏には祭りに参加したくなるし、踊りたくなる。

夏とセットな感じがします。あとは、祭りが終わった後の解放感と達成感は半端ないです!

安永

夏の風物詩だよね。「松山野球拳おどり」が終わると、夏が終わったって感じがするし。

岩瀬

まだ8月の半ばで、暑くて夏休みも始まったばかりなのにね(笑)。

清水

休めるわ〜って感じだよ。

岩瀬

祭りに参加することで、みんなで夏の思い出作りをしている感じだものね。

清水

そうそう、「松山野球拳おどり」はミウラの夏フェスって感じで、「みんなで弾けよう!」ってやっているから!やっぱり夏は踊りたい!

新しい仲間と、新しい踊りを創っていきたい

編集部(八木)来年以降はどんな祭りにしていきたいって考えはありますか?

安永

もっと積極的にたくさんの人に参加してほしいっていうのはあります。

清水

僕はもう2010年から13年しているので次の世代に引き継ぎたいなって思っています。

岩瀬

私たちも、企業連として祭りに参加し始めた2010年から6年後の2016年に実行委員を引き継いでいて、今年で6年経つので、次の世代にバトンタッチする頃かなって思っています。

清水

コロナ禍があってコミュニケーションツールも変わってきているだろうし、Z世代が考える祭りってどんなのかなって思うよね。

安永

短くて速い!TikTok的な(笑)

清水

すごいパターン変えするようなキレッキレの踊りとかも面白いかも。

でも、松山野球拳おどりの踊りだったらそれもアリだよ?!そういうところが、盆踊りとは違う気がする。

編集部(八木)盆踊りだったら決まった音楽や踊りのパターンがあって、勝手にオリジナルを作ってはだめでしょうけど。松山野球拳おどりは、そういう意味では自由な祭りですよね。

安永

確かにそうですね!自分達のテンションも含め、流行や時代の空気感も汲み取れるのが、他の祭りとは違う松山野球拳おどりの特徴な気がします。

私たちもダンスを作るときに、松山野球拳おどりの規定とミウラらしさのギリギリを攻めるので(笑)

清水

ミウラは、それを実現させてくれる懐の広さを持っていると思う。だからこそ次の世代、Z世代がつくるミウラの松山野球拳おどりを見てみたいよ。

岩瀬

そうだね!でも、世代交代しても祭りには参加するでしょ!

安永

もちろん!でも、ミニスカートの衣装はもう厳しいから世代ごとにバリエーションもお願い(笑)

清水

とにかく祭りに参加するのって楽しいから、これからもみんなで夏の思い出作りをしていけたらなって思っています。

まとめ

今回の取材を通して、実行委員の3人が本当に楽しんで祭りに取り組んでいることがわかりました。

特に、「みんなで夏の思い出を作っている」という言葉は印象的で、こんな風に、業務外でも盛り上がれる会社の仲間がいるっていいなと思いました。

夏だから踊りたくなるのか、夏に祭りがあるから踊りたくなるのか?その答えは定かではありませんでしたが、楽しそうに、そして真剣に祭りに取り組んでいる実行委員のみなさんのお話を聞いていると、このまま10年、20年と松山野球拳おどりへの参加が続いていけば、ミウラの社員の遺伝子に「夏になったら踊りたくなる!」DNAが刷り込まれるはず。

これからのミウラグループ連の松山野球拳おどりがどのように進化していくか楽しみです。

※松山野球拳おどりは、2021年までは松山まつりの名称でした。2022年より現名称に変更されたので、本文中は松山野球拳おどりで揃えさせていただきました。

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