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ミウラとヒト

一流フィールドエンジニアになるための秘密施設に迫る!(後編)

前編に引き続き、一流フィールドエンジニアになるための秘密施設、実習場の裏側をお届けします。前編では、実習場にどういった設備があり、何を学んでいるのかをお伝えしました。後編では、フィールドエンジニアを指導する立場の思いに迫ります。ネムソン師匠とエリッツ君、そして、女性フィールドエンジニアのマリ先輩が研修を振り返りながらホンネで語り合います。一流フィールドエンジニアへの近道ははたしてあるのか!?

一流フィールドエンジニアになるための秘密施設に迫る!(前編) | ミウラplus[ミウラプラス] (miuraplus.com)

登場人物

エリッツ君

新人フィールドエンジニア

プロフィール

機械いじりは大好きだけどボイラをはじめ産業機械の製品については初心者。右も左もわからないひよっこ。ネムソン師匠に促されるままにこの施設にやってきた。

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マリ先輩

フィールドエンジニア2年生

プロフィール

すでに実習場での訓練を経験している。いろんな製品についての知識を深め、現場でもっと活躍できるようになりたいと、日々勉強に励んでいる。とてもまじめな女性フィールドエンジニア。

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ネムソン師匠

この施設を取りまとめるボス的存在

プロフィール

約1,200名いるフィールドエンジニアの成長を温かく、時に厳しく見守っている。エリッツ君をはじめフィールドエンジニアのレベルアップのための訓練を日々考えている。

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手厚い試練の先には「お客様の笑顔」がある


エリッツ君。こんにちは!わたしは、フィールドエンジニア2年生、名前はマリよ。この実習場に更なるレベルアップのために訓練に戻ってきたの。あなたは、、、、ここに来るのは初めて?

こ、こんにちは。マリ先輩。はい、初めてです。いろんな試練があって、大変でしたが、とてもいい経験になっています。

マリ、久しぶりじゃの~元気じゃったか? また会えて嬉しいよ。

ネムソン師匠、ご無沙汰しております!今回の訓練では、更なるレベルアップを目指して新しい機種のメンテナンスを学んで帰りたいと思っています!

師匠、お疲れ様です!連日沢山の指導をしていただいて自分が少し大きくなった気がします!こんな充実した設備と研修を提供しているのは、正直かなりの太っ腹かと思うのですが…そもそも、どういう目的を持って始まったのでしょうか?

フィールドエンジニアは、製品のメンテナンスだけに留まらず、お客様の声を聞き、もっと役に立てることはないかと考える。お客様の一番近くに寄り添って、工場が止まることなく稼動できるように支える。これが1,200名を超えるフィールドエンジニアの責務で、ミウラを支える大きな柱じゃ。

(1,200人もいるのか・・・)

だからこの研修で、しっかりとメンテナンス業務やその原理・原則を理解してもらった上で、臨機応変に対応できる勇者になってもらうことがとても重要だと考えておるんじゃ。

お客様のお役に立ち、お客様に頼りにされるフィールドエンジニアが、まさに私の目指す姿です!現場で覚えろというパターンが多い中で、ここまで充実した研修の体制はめちゃくちゃ有り難いです。自信に繋がるし、お客さまも不安にさせませんしね。

その通りじゃ、成長したなエリッツ。自分の中だけで完結せず、いつもお客様の存在を意識していることが大切なんじゃ。

実際お客様のところで作業することになると、今この機械の操作方法を間違えて止めてしまったら、お客様や工場の工程にどれだけ迷惑がかかるかと考えてすごく緊張してしまいますが、ここでしっかり勉強して自信をつけて臨めば冷静に考えて判断することができる!

(機械をうっかり止めてしまったらどうなるか・・・ひぇ~~~💦)

現場に入って実際に役立つ、そこで起こることに柔軟に応用できる、そうした実践的なスキルを身につけてもらうために課題を考えておる。我々は教える側に立っても、常に現場のことを意識しておるんじゃ。

実際に現場で何度か、あの練習をしておいて良かったな〜と思う場面がありました!


「自分で考える」ことの大切さを知ろう


師匠!基本的なことを1から教えてくれるのは大変ありがたいんですが、ぶっちゃけ、一番大切なことってなんですか?

こうして色々な研修内容を考えて諸君には取り組んでもらっておるが、いちばん伝えたいのはシンプルでな、それは「自分で考える」ことの大切さじゃ。

「自分で考える」・・・!(メモ・・・)

ガリ勉して技術や知識を詰め込んだだけでは、それらを有効に使ってお客様の役に立つことは難しい。その優れた道具をどう使うかは自分次第なんじゃ。そうじゃろ?

ハイ!私は2年目ですが、現場で痛感しますね。頭の中の道具箱から何を出してどう使っていくか、いつも頭をひねってます。

うむ。ここでその道具(=技術や知識)を揃え、考え方も鍛えることが本当の勉強じゃ。準備がしっかりできていれば、現場では落ち着いてお客様の求めていることに対して必要なものを頭の中から取り出し、どう使っていくか考えれば良い。

自分で出した答えがぴたっとハマったときの達成感はめちゃくちゃ大きいですね!

もちろん現場でも講習でも、安全に気を配りながらじゃぞ。気がはやって、そこを忘れてはならん。

そうなんです!安全面でも色々教えてもらえるのが嬉しいです! 前もって「危険を安全に体験」なんて、なかなかできませんよ!身をもって体験することで危機管理意識がブチ上がりました!
どれだけ良い仕事をしても、けが人を出したら台無しですから、すごく大事だと思います!

          VRを用いた危険体験訓練の様子

仕事に対する情熱があれば大丈夫!


マリ先輩みたいな、女性のフィールドエンジニアもたくさんいるんですか?

力仕事もあるから、男性のイメージがあるじゃろ?でも実際は、性別に関係なくチャレンジ精神がある者が活躍しているんじゃ。マリのような女性フィールドエンジニアも増えてきて、活躍しておるぞ。

制服やヘルメットも女性が使いやすいように改良されて、現場も変わってきている。女性の先輩の活躍を見たり聞いたりすると励みになります!これからフィールドエンジニアになりたいと思う女性がもっと増えると嬉しいですね〜!

それから、賢さや器用さも大切じゃが、仕事に対する情熱があれば男性・女性、理系・文系、国籍など関係ないんじゃ。やる気のあるフィールドエンジニアを送り出すのが私の大きな喜びじゃよ。

外国からの勇者も頑張ってましたね!異国に来るだけでも大変なのに、専門的な勉強までしてるって、頭が下がります。師匠も普段教えることプラス、翻訳しないといけない場面もあったり大変だと思いましたが、双方の熱意をバリバリ感じました!私も負けてられないな〜!

二人とも、その前向きさを失わずに頑張ってほしい。我々もその熱意に応えるべくレベルの高い指導ができるように全力を尽くすぞ。


さいごに


師匠の熱い思いが伝わって更にやる気が沸いてきました!今後も頑張って目一杯吸収して早く現場に出たいです!

私も!どんどんスキルアップして、まだまだ男性の方が多いこの分野で、女性フィールドエンジニアのお手本になれたらいいな!

嬉しいことを言ってくれるのう(泣)やはり教えたことが現場で役立って、お客様にも感謝されたと聞くのが一番嬉しいんじゃ。自分まで褒められたような気がするんじゃよ。
じゃあ明日からもビシバシやるぞ。しっかりついてくるようにな!

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